お知らせ
  • 境内墓地登り口に焼香台を設けました
    2024.7.31

     この度、境内墓地の登り口(水道バケツ置き場の斜向かい)に焼香台を設置致しました。

     西園寺の墓地は急な斜面にあり、ご年配や足の悪い方からはお参りが大変との声が多く聞かれます。またこれから夏本番となり、炎天下や悪天候で墓地まで行くことに不安がある場合もあるかと思います。そういった時にはご無理なさらず、焼香台でお線香をお供え下さい。墓参りの一助となれば幸いに存じます。

     なお、焼香台は簡単に倒れるような造りではありませんが、小さなお子様を連れてお参りをされる際は寄り掛かったりぶつかったりしないようご注意下さい。

  • こども文庫はしばらくの間お休み致します
    2024.3.5

     さいえんじこども文庫は都合により、しばらくの間お休みさせて頂きます。毎月足を運んで下さっていた方には申し訳ありませんが、再開の目処が立ちましたらホームページでお知らせ致します。どうぞよろしくお願い致します。

  • ご来山の皆さまへ 香りについてのお願い
    2024.1.12

     近年、マイクロカプセル入りの合成洗剤や柔軟剤、消臭・抗菌スプレーなど香りの強い製品が普及すると共に、全国的に香害で悩む人が増えています。香害とは、人工的な強い香りを嗅ぐことによって様々な症状を誘発されることです。西園寺でも日常的に浴びる柔軟剤等の強い香りによって、化学物質過敏症を発症した寺族がおります。強い倦怠感や脱力感、めまい、息苦しさ、自律神経失調による不整脈など、様々な不調に悩まされています。あらゆる人工香料に過敏になり、外出もままならず、日常生活を送ることが困難な状態に陥っています。科学的に未解明なことが多く、精神的な問題として片付けられてしまったり、周囲の無理解に苦しむことも少なくない病気ですが、こうした状況を受けて政府は5省庁連名の啓発ポスターを作成し、昨年夏にはNHKでも取り上げられるなど、認知度は少しずつ上がってきています。多賀城市でも数年前にカフェを経営していたご夫婦が化学物質過敏症を発症し、県外への移転をやむなくされたことからこの問題が取り上げられ、市内の小中学校では柔軟剤の使用を控えるお願いをしているそうですが、残念ながら効果はないようです。教室内に漂う強い香りによって、登校できない児童も増えていると聞きます。

     香りは個人の好みの問題で、他人が立ち入るものではないと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、お寺は不特定多数の方が訪れる場です。お参りや仏事にご参列の際にはどうか香りの強い製品のご使用をお控え下さいますようお願い申し上げます。ご自身が何気なく使っている香り製品が他人の生活を脅かすこともあるということを、まずは知って頂ければと思います。なお、度を超した香りの害を問題にしているのであって、強い香りを纏っている方の人格を攻撃するつもりはないことをご理解下さい。香りのする方への差別感情が芽生えることがないよう配慮しつつ、この問題を檀家や地域の皆さまと共に解決していければと願っております。

     また、同じように化学物質過敏症を抱える方、強い香りが苦手という方がいらっしゃいましたらお寺までお気軽にお声がけ下さい。最近ではお線香にも人工香料が添加され、香りの強いものが増えています。お葬式やご法事、行事の際など、配慮が必要な場合はご遠慮なくお申し出下さい。