お寺のプラスチックごみ削減にご協力お願いします
2022.8.1

先日さいえんじこども文庫で開かれたみつろうラップ作りワークショップでは、

子どもたちと一緒にプラスチックごみ問題について学びました。

お寺は一見ごみ問題とはあまり関係ないように思われるかもしれませんが、

日々多くのごみを出し、処理に苦慮することも少なくありません。

そのひとつがお供え物のごみです。

お墓参りの際に仏様にお供えしたお菓子をそのまま置いていかれると、

カラスなどが荒らしてビニールの袋だけがごみとなって残ります。

海から徒歩圏内という西園寺の立地上、

それらが風に舞い、海に流れ出るのは時間の問題です。

お墓に隣接する松林では地層のようになったプラスチックごみが多く見られます。

その多くは個包装のお菓子の袋などです。

仏様に召し上がって頂きたいというお気持ちは十分に理解しておりますが、

お供え物はその日のうちに、すべてお持ち帰り頂くようお願いします。

ちなみに境内のごみ箱にきちんと捨てて頂いても、

今まではごみ箱の蓋の隙間からカラスが突いて

ごみが散乱してしまうということがありました。

木製の蓋をごみ箱をすっぽり覆えるビニール製のカバーに変えたところ

カラスの被害は減りましたが、

そもそもカバー自体がプラスチックなので

ゆくゆくは巨大なプラごみに……

何とも悩ましいところです。

また、お墓参りの際はできるだけ水筒をお持ち下さい。

仏様にお茶やお水をお供えするのにも、湯呑みと水筒があればごみは出ません。

境内のごみ置き場にペットボトルを捨てる場合は

必ずラベル、キャップ、本体と分別して捨てて下さい。

これまでは単に分別用のビニール袋を置いていただけでしたので、

最終的にすべて混ざってしまったり、

ラベルが風に飛ばされて散乱してしまったりしていたのは

こちらも反省すべきところです。

新たにペットボトルキャップの回収箱と、

ラベル用に蓋付のごみ箱を設置しましたのでご利用下さい。

間もなくお盆を迎えます。

お墓参りの際は何卒ご協力頂きますようお願い申し上げます。

 

 

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